9-Box

社員のパフォーマンスとポテンシャルから、9つのセグメントで分類する手法9-Boxについて。

9-Boxとは

  • 9つのセグメントで社員の分類手法
  • 縦軸が業績(パフォーマンス)で卒業要件
  • 横軸が能力・行動特性(ポテンシャル)で入学要件

9-Boxの利点

  • 適材適所の実現に役立つ。
  • ボックスに割り振ることで人材評価を相対評価し処遇を検討することができる

9-Box table

パフォーマンス\ポテンシャルポテンシャルを改善する必要があるポテンシャルを示すことができている卓越したポテンシャルを示している
卓越
役割を超えたパフォーマンスを発揮している
エキスパート
成果は上がっているが、成長の必要があり、意欲や能力が不足している。
優秀(能力開発が課題)
役割を果たし、価値のある貢献ができている。役割を広げる意欲があり、この先1年で更なる責任を負う準備が整っている。
トップタレント
要求よりも早く成長している。
役割を超えた仕事を任されて、大きな成果を出し続けている
スキルセットを拡大し、より大きな責任を担う準備ができている。
貢献
役割に期待されるパフォーマンスを発揮できている
要改善
役割の期待は果たしているが、より成長するための意思がないか、できない状態。
組織の屋台骨(良パフォーマー)
役割への期待を果たしており、成長する意欲や能力がある。
この先1年で大きな責任や衝撃・複雑性を吸収する準備はまだ整っていない。
優秀(業務改善が課題)
期待通りのパフォーマンスを発揮している。能力をさらに成長させる意欲と能力があり、近い将来に大きな責任を負う準備が整っている。
開発
役割を果たすために改善する必要がある
ミスマッチ(採用失敗)
役割に期待される成果を出せていない。
日が浅く、成長の取り組みがまだ持続的ではない。
要改善
日が浅く、十分にポテンシャルが発揮できていない。組織内の変化についていけない可能性がある。<br**>成長の意思と能力があり、パフォーマンスやポテンシャルを発揮する機会に挑戦し続けている。
再配置
職務要件は満たせていないが、成長すれば超越する意欲と能力を示している。
より多くの指導と時間があれば現在の役割で成功したり、より適切な役割や部署で活躍できる可能性がある。

この項目には情報が不足しています。追記してください。

9-Boxの解説

中央の「組織の屋台骨(良パフォーマー)」は、業績・能力評価がそこそこの、日々の業務を支える組織の屋台骨。

  • 右上:トップタレント社員
    • ハイパフォーマー・ハイポテンシャルな、迷わず昇進・昇格させて良い人材
  • 左上:能力評価は低いが、業績が良い社員
    • エキスパートとして、個人の業績の最大化に集中できるポジション・環境を与える
  • 右下:能力評価が高いが、業績が出ない社員
    • 違う職務に変更したり、上司を変えてみるなどで配置換えを検討する。
  • 左下:ミスマッチ社員
    • 残念ながら採用の段階で失敗した社員。代謝を促す対象となる。